2006年12月14日
人材登用
現状の社内の人員配置で、ある一定の成果が出ていると、とかく次の手を打つときに悩むものです。すぐれた人材を次のステップに進ませると、その部署の力がダウンするのではないかと考えてしまいがちです。
ですが、そこをあえて残ったメンバーに任せることにより、良い結果を生んでくれる事も多いと思います。
ここで大事なのは、全権委任することだと思います。中途半端にトップが最終決断を持つ組織形態にしてしまうと、社員は自分で考えなくなってしまい、せっかく、部・課体制をつくっている効果がでません。
松下電器の松下幸之助氏が日本で始めて構築した「事業部制」も、京セラの稲盛和夫氏の「アメーバ経営」にも、やはり個々に責任と権限を与え、経営に当たらせています。
人は人から期待され、任されると、期待に答えたい、認められたい、結果を出したいという前向きな姿勢が出るのだと思います。
企業経営は社員1一人一人の力を結束して行うものですから、この期待に答えたいというプラスの力をうまく引き出し続けることができれば、スピード感ある会社運営をしていかれると考えています。
営業統括部長
政清 秀樹