2008年4月30日
突っ走る事とともに大事なこと
私達は「日本一 数多くの最高の笑顔をもらう企業になる」のビジョンに向かって走り続けています。
そして、全社員がお客様の最高の笑顔を貰うために体を張って仕事をしているのが、日々、ビンビンと伝わってきます。
朝早く出勤して人より前に仕事に取り組む、夜遅くまで仕事をすること、昼の休憩を削って切断すること・・・それぞれが誇りをもって仕事に取り組んでいる表れですし、とても素晴らしい事だと思います。
時間で仕事を計ることを全て否定するつもりはないし、私達にとって時には必要なことです。
ガンガン突っ走ればいい。
しかし、突っ走るということは時として自己中人間になる場合もあるのです
世の中には取り返しのつかないことがあります。
愛や信頼だけでなく、健康を損なうこと。これは自分自身のことですが、もっともっと大事なこと、大切な人が犠牲になっていることを理解して下さい。特に自分の愛する非常に近い親、妻、子供、仕事の同志など。取り返しのつかない事態になって、泣いて自分をせめても還ってはきません。
今、突っ走るだけでいいか、よく考えてください。
「ノー残業デー」に取り組んでいることと、今年の基本方針の『創造』。この2つには大きな意味があるのです。
日本では就業時間外に個々の時間を犠牲にして仕事をすることを美として評価する慣習がありますが、これは世界基準で見ると「時間をかけてしか、仕事ができない日本人」という見方をされてしまう場合もあります。
もちろん全ての状況に当てはまるわけではありませんし、残業が必要な場合も多々あるでしょう。
私が言いたいのは、24時間で24時間分の成果を上げるのが美ではなく、
極端に言えば、8時間で24時間分の成果を上げることが本当の美であり、評価に値することだという事です。
大切なのは、『どの位時間をかけた』ではなく『内容の濃さ』なのです。その違いを心の底から感じて欲しいのです。
そのために「ノー残業デー」に取り組み、「ノー残業デー」にするために、もっともっと頭を使い、知恵を使い、「創造」していくのです。そして8時間の中においては全身全霊をかけて、死ぬ気でやりましょう。死ぬ気でやっている人に勝てる人はいない。どんなに力がある人でも、命を懸けている者に対して勝てることはありません。
それに死ぬ気でやったって死ぬことはありません。そして、その気持ちを個々の目標、会社の目標へぶつけていくのです。
そうしてできた時間を愛する人のため、自分のために使ってほしいと思います。
最後にくれぐれも勘違いしてはいけないのが、8時間で8時間の成果を上げられない人には、これまでの話は当てはまりません。
あくまで8時間に全身全霊をかけた人だけが、愛する人、自分にもらえるご褒美だということを。
世界中の誰一人として、100%全身全霊をかけたという人はいません。まずは8時間、3時間、1時間、20分でもいい。全身全霊、死ぬ気でやってみましょう。
代表取締役社長
茂田 勝昭