2008年9月30日
蟹工船
みなさんにご迷惑をかけないようにと始めたゴルフルレッスン。
そのゴルフレッスンの前に少し時間があったので本屋に寄ったところ、ふと、目に入ったのがこれです。
『蟹工船 小林多喜二』 (漫画版)
ずっと読もうと思っていて、なかなか読めなかった名作が、最近の『蟹工船』ブームによってか、漫画版も出版されていました。便利な世の中になりましたね。
思わず手に取り、これならすぐ読めるなということで購入しました。
『蟹工船』は、みなさんご存知の通り「資本と労働」の普遍的テーマを描いたプロレタリア文学です。
この話は昭和初期の軍閥支配が進んでいる時代のものですが、現代社会に当てはめてみると、偽装請負、食料偽装等、根本は一緒。会社が1円でも多く儲けるためという1点に集約されます。
「儲けるためには何をやってもいいのか?」
最近は「コンプライアンス」が叫ばれているわけですが、法令を遵守するのは当然のことです。その上で、会社としては従業員のためにも利益を出し続けなければならない。
それでは会社を経営する立場として何を考え行動するか。
CSとESの徹底追及をすれば、当然ながら『蟹工船』の労働者のような過酷な労働環境となるはすがなく、お客様満足を考えれば、偽装なども絶対に有り得ません。
そうした中で、最終的にゴーイングコンサーンを築けると思います。
話が逸れましたが、原作をお読みになる時間のない方、とりあえず漫画゙版もお勧めです。
読んでない方は是非一読を。
代表取締役社長
茂田 勝昭