THOUGHTS

“日新”月歩~シャーリング屋の熱い思い~

2010年5月20日

蓮舫議員の白いスーツとSっ気たっぷりな口調に興味がいきがちですが、政府の行政刷新会議による事業仕分け第2弾が行われております。
日本宝くじ協会や塩事業センターなどの公益法人を対象に、事業が独占的だったり民間と重複していないかなど、いわゆる税金が「無駄に使われていないか?」を見極めるのが目的です。

しかし「無駄」の仕分けってムズかしいよね、と思いました。
一口に「無駄」と言っても、全国民が明らかに無駄だと思っている物や事って絶対にないと思いますし、半分の人が必要な事でも、もう半分の人にとっては無駄なわけで・・・
今回の事業仕分けをされている公益法人の「公益」とか、国会議員さんらがよく使う「国民の声」とかって、いったいどこの誰を中心に話をしているんだか。北朝鮮でもないかぎり100%全員のため、なんて事ありえないんですよね。

無駄の線引きはどこで行うべきか?は、要は「モラル」の問題なんじゃないかと。明日の食事に困っている人がいるのに、利用する人が非常に少ない施設は今すぐに作るものではない思うし、2000万円の給与を貰っている理事長がいるのは構いませんが、行政の過失で病気になり、多額の医療費負担がある人を置き去りにしているのはどうかと思いますし。

しかしながら、この「モラル」や「常識」の線引きが、もっとムズかしいのかもしれませんが・・・

それはさておき先日、日新でも事業仕分け、行いました。
出てくるは出てくるは無駄の数々。今回は、工具や備品を中心に行いましたが、ほとんど使用していない工具だったり、同じものがあちこちあったり、新品同然使える物がホコリまみれであったり。

第2弾からはもう少し大きな視点で、機械やクレーン、物の動き、人の動き、無駄なスペース、無駄な業務などを見直していきましょう。線引きがムズかしいものもありますが、そのへんは「モラル」を持って行いましょうか。

茨城工場

所長兼工場長