THOUGHTS

“日新”月歩~シャーリング屋の熱い思い~

2011年1月31日


新建築社が発行する日本の建築デザイン専門月刊誌『新建築』、ご存知の方も多いと思いますが、2010年12月号に弊社が協力させて頂いた物件が掲載されましたので、ここでご紹介させて頂きたいと思います。

・空飛ぶジュータン (千葉県鴨川市 小児歯科医院)
 設計 建築 近藤 春司 氏
     構造 名和 研二 氏
 構造 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造

外周部はコンクリート壁、床・屋根面を構成する厚鋼板とそれを支える鉄柱が主体構造。40mm厚の常温亜鉛メッキを施した厚鋼板を300mmほどの重ね代で重ねて、60mmФの鉄柱で支えている2階建ての建物である。

設計された近藤春司氏は、「鉄板は究極のプレハブ素材だ。使用した鉄板は溶鉱炉から出てきたものに数箇所穴を開けただけで壁の上に載せた。クレーンでの設置作業での鉄板は、まさに空飛ぶジュータンでわくわくした。今回は床材としてだけの使用であるが、壁等でも使うことで質感あるプレハブ素材建築が簡単な加工で可能となる。耐久性、施工性、リサイクル等、その可能性は多大だ。大手プレハブメーカーは見かけだけのチャチな建物で町をゴミ箱にするのではなく、このような優れた素材で何世代にも受け継がれる究極のプレハブ建築を開発すべき。」と考えています。

鉄とコンクリートと無垢材が見事にマッチした素晴らしい建築物です。
著作権等の問題により、新建築に掲載された数々の写真をここでご紹介する事ができないのがとても残念ではありますが、もしご興味をお持ちになったら是非直接ご覧になってみて下さい。

代表取締役社長