THOUGHTS

“日新”月歩~シャーリング屋の熱い思い~

2012年5月12日

わかっちゃいるけどやめられない、なのでしょうか。
わたしの周りにもそんな人がいるような、いないような・・・。しかし、当のご本人はこんな事態になるとは想像していなかったはず、まさに想定外。でもきっとバレないはず、そう思っていたに違いありません。よくわからないけど変な自信、言うなれば根拠なき過信があった、わたしの先輩もそうでしたっけ・・・ アッ、いけないいけない・・・

『根拠なき過信』と『想定外』、マスコミ報道を見る限り、福島原発事故でも同じような事が行われていたのでしょう。知ってか知らずか根拠なき自信から対策が後手にまわり、ことが起こった後には想定外の大合唱。1年経った今でも本当の事は藪の中です。

作家、もしくは自らを歴史探偵と呼んでらっしゃる半藤一利さんは、ある対談の中で、今回の福島原発事故と、根拠なき過信から無謀な戦いへ突き進んでしまった太平洋戦争や、正面から危機に向き合ってこなかった現在の大借金を抱えた日本の財政、長い間無策であった少子化問題等が同じ過ちのように感じられる、と話しておりました。
もしかしたら将来、日本が現在のギリシャのような事になった際には、お偉い方々は、想定外だったと発言するかもしれませんね。

私達、日新シャーリング内でも、「根拠なき過信からの結果想定外でした発想」、ないように心がけましょうか。この程度のことなら手順を守らなくても安全、品質の確認はいつもの製品だから少しくらい手を抜いてもかまわない、私が時間を無駄にしても会社の業績に大きな影響はないだろう、結果、大きな怪我、取り返しのつかないクレーム、会社の倒産、などなど。

それから日新では二股推奨します。安全も大事、品質も大事、納期も大事。
フタマタミマタバンザイ!ばれたって大丈夫、涙の謝罪会見なんていりませんから。

茨城工場

工場長