2014年1月12日

仕事現場にふさわしい人事考課

４月の生産売上キャンペーンは職務遂行能力と職務態度について評価対象とし、５月の全体会議にて結果発表と優秀者表彰を行いました。各自の職務遂行能力を活かし目標生産量と目標歩留率の達成を目指し生産量は残念ながら未達成でしたが、歩留率は目標値を大幅に上回る数字にて達成する事ができました。職務態度考課については社員全員が無記名投票を行い、その集計結果を基に表彰者７名を決定しました。

こんなキャンペーンでしたが、みなさんにはこう伝えました。
生産や売上をあげる仕事は大事です。なぜならみんなのお給料のもとになっていますから。でも直接には生産や売上にかかわっていない仕事も大事です。例えば他人の手助けをすすんで行ったり、仕事を効率よくできるように工夫していたり、そうじを誰よりもキレイにしていたり。そんな人たちをみんなの投票をもとに今回は表彰したいと思います。７つの賞を用意しました。「はいよろこんで大賞」「困った時に頼りになります大賞」」「通常の３倍スピード賞」などなど。あっ、でも当然、生産、売上は大事です。ちょっと多めの目標を定めますのでみんなで力を合わせがんばりましょう！

生産や売上と違い数字に表れにくい為に見えづらく、したがって評価が難しい「職務態度」を表彰の対象としましたが、予想外の結果（というと失礼ですが･･･）が多くありました。全員が何らかしらの票を獲得、私にとっては意外な社員が票を集めていた、案外みんなが他の人の良いところをしっかり見ている、などです。また、色眼鏡で社員を評価してはいけない、私は案外みんなの良いところが見えていなかった、たかだか４０名程度だがひとりで全員を正確に評価する事は不可能なのでは、とも思いました。

職務態度考課の為に分かりやすく賞を設けたつもりですが、視聴者の気持ちを汲み取り楽しく見やすく分かりやすい番組を目指していたと思われる公共放送局が、「公共放送で低俗な番組は流すな！」と批判を受けておりましたから、もしかしたら「仕事現場でふざけた人事考課はするな！」という意見があるかもしれませんね。