2016年8月3日
「目の向けどころが〇〇でしょ」
今月は2回も投票所に行きました。参議院議員と東京都知事選挙。2回も選挙があったので各候補者の政策・提言それなりによく読みました。国政でも都政でも両方にでてくる政策が「子育て支援」。待機児童の解消、保育士の処遇改善、給付型奨学金で平等な教育を、など。国も都も結構重要な課題であると考えているようです。ちなみに自民党のHPを覗くと過去の公約も見る事ができます。どれどれどんな公約だったのか・・・「待機児童ゼロ作戦による保育の充実」、ん、今年とおんなじじゃん。他の党、他の政治家・候補者も毎年おんなじ事言ってるかも、「子育て支援はしません!」という公約は聞いた事ありませんから。
「シルバー民主主義」という言葉があります。民主主義における高齢者の影響力が強すぎる、過剰である、の意味で使われます。選挙において高齢者の割合が増えており、必然的に票の欲しい候補者・政治家は高齢者に目を向けて、高齢者寄りの政策を行っていく。今も昔も国も都も、結構重要課題として見ている「子育て支援」があまりに進捗しない、もしくは進捗しているように見えないのは、増える子育て支援のニーズと、行っている子育て支援のスピードが合ってないからでしょう。つまりは高齢者により多くの目が向けられているから。
余談ですが、世間は意外と「子育て」に冷たいのではと思います。子育ては皆ある期間が過ぎると必ず終わるので自分の問題として捉えない。実際あった「保育園建設反対!!」って言ってる人達は、子育て終わったか、した事ない人でしょう。かく言う私もこのあいだまで(つい先日こどもが生まれました(*^_^*))その立場でしたし。
しかし将来的にみれば、どちらに目を向けた方がよいか明らかでしょう。社会の活力、経済の発展、格差の解消、貧困の撲滅など。目を向ける先、政治家も世間も変えていかないといけませんよね、たぶん。
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渡邊 忠英