THOUGHTS

“日新”月歩~シャーリング屋の熱い思い~

2021年3月29日

2021年のプロ野球が開幕し、今年も我らがジャイアンツの躍進が期待できます。毎年新戦力が入団しますが、今年最も期待の新人は桑田真澄コーチなのでは、と私は思っています。桑田さんはコーチ就任前の解説者時代から、常識にとらわれない様々な発言をしています。例えば、「人間は集中するときに声を出すでしょうか?針に糸を通すときに『さあ、行こうぜ』と言いますか?キャッチボールでは自分の身体感覚に耳を傾けて欲しいのです。」野球をやったことがある人なら分かるでしょうが、野球指導者は必ずキャッチボールの際には「声出していけ」と指導をします。この常識に疑問を呈したのが前述の発言です。それ以外にも、旧来の指導者が行ってきた、よくやっている、やってしまっている指導について疑問を呈しています。桑田さんは否定をしているわけではなく、今までのことが当たり前と思わずに疑問を持とう、考えてみようと投げかけているのです。

私たちがよくやってしまっている行動で、高速道路合流のやり方について、以下の記事を目にしました。要約は以下の通りです。

・高速道路の合流地点は渋滞しやすい
・渋滞の原因は、加速車線のあちこちでクルマが同時多発的に本線に合流しようとして
本線の流れを阻害するから
・加速車線の先頭で合流しないのは、マナー違反と思っていた、早く合流したいなど
・そこで車線の先頭でしか合流できないように加速車線の先頭以外にポールを立てた
・そうしたところ渋滞による損失時間が3割減になった

同時に複数台合流する方が、多くの車が入れるため、流れが速くなりそうですが、結果は合流する場所を狭めた方が、流れがスムーズになりました。

上記の例は工場でも参考になりそうです。早く製品を仕上げるには、「動きを止めない」よりも「流れをかえる」ことでスムーズな動き、流れになるかもしれません。わたしたちも今までの常識にとらわれず考えてみましょう。旧来の常識から脱却した日新と巨人はきっと大躍進できること間違いなしでしょう。

茨城工場

取締役工場長