THOUGHTS

“日新”月歩~シャーリング屋の熱い思い~

2021年6月15日

現在は医療従事者と65歳以上の高齢者向けの接種が進んでいますが、既に64歳以下の一般向け接種券配布や予約開始のスケジュールも確定した自治体も出始め、その対応スピードの差が自治体毎で顕著に表れつつあります。

かく言う私も東京都墨田区在住で、6月3日にはワクチン接種券が届き、本日ワクチン接種の予約が完了し、まずは第一関門をクリアーして安堵している次第です。

また墨田区では抽選ではあるものの接種会場として大相撲の両国国技館も利用されており、接種後には「升席」で経過観察するというホスピタリティーあふれる対応もなされている事も話題になっています。副作用リスクなどの不安な感情に対する人の心に寄り添った素晴らしい対応だと思います。

他、都内では中野区でも医師会の連携を強化した結果、集団接種会場のスピーディーな確保とワクチンの接種体制の確保、和歌山市では高齢者の多く住む事に対する事前準備が早くからなされた事により個別接種が順調に進んでいるとも報道で知りました。

ワクチン接種の為の体制作りをしなければならないという必要条件は、日本のどの地域でもスタートは一緒で、かける事の出来る時間に差は有りませんでした。自治体毎に様々なお家事情はあったにせよ、対応のスピードにこれだけの差が産まれるのはそこに係るスタッフの方々の意識の差であったと思います。こと行政においては様々な目に見えない力が働いたり、有事に突然対応を迫られそれまでの思考をむりやり停止させ、受け身の状態で新しい業務をこなさなければならない事も多いのだと思います。やり切れない事も多いでしょう。

それでも墨田区の様に素晴らしい評価を得る事が出来る動きをするチームは存在します。弊社のサービスも同じ意識が必要なのだと思います。まずはお客様の為に何が出来るかを最初の段階からスピード感を持って取り組んで行きたいと改めて考えさせられる行政サービスに今回出会いました。

常務取締役