2022年2月7日
「スマホの使い過ぎ、アホになる」
見慣れたいつもの光景、出勤時の朝礼前、ほぼ全員うつむいてる。視線の先にはスマホ。画面に表示されているもの、ゲーム、SNS、動画、ニュースなど。
「5分間のスマホ利用で記憶に重大な障害(Mobile phone use for 5 minutes can cause significant memory impairment in humans)」(Hell J Nucl Med. Sep-Dec 2017;20 Suppl:146-154 Kalafatakis Fほか)という衝撃的な論文があるそうだ。
記憶力テストを行い、スマホ使用未使用、スマホ利用前後で比較。すると明らかに「スマホ使用、スマホ利用後」の結果が悪かったという。
「アホの素(もと)スマホ」の何にみんな夢中になるのか。スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンさんは、「ギャンブルに依存していくメカニズムとスマホ依存は同じ」と言いました。人間の脳は原人時代からあまり進化していない、基本的に生存と繁殖のために注力するようにできている、生存のためには何かを得なければならない、なので「何かを得られるかも」という状況には特別な脳内物質(ドーパミン)が分泌される。
つまり、脳は「おそらく得られる」という状況が好き、だから人間はギャンブルがやめられない、スマホも、画面越しに何かを得られると思うからやめられない。例えばLINEの着信、SNSの「いいね!」、ゲームのアイテム、新しいニュースなど。
またスマホは現代人の集中力を著しく落としているとのこと。慶応大学の岸博幸教授は最近の大学生でも5分と集中できない、授業中なのにちょこちょこスマホをいじっている生徒が多いという。集中できないので物事を深く理解できない、継続して努力をすることができない人も多くなっているという。
みなさん、すごいアホになってますよー。いますぐスマホ中心の生活から抜け出しましょう。使い方を改めましょう。せめて朝はうつむいてスアホを眺めることなく、おはようのあいさつをしましょう。
茨城工場
取締役工場長
渡邊 忠英