2022年3月28日
失敗の対策
失敗は人間誰しもあると思います。仕事上でのミスを完璧になくすというのは難しいですが、限りなくゼロに近づける姿勢、取り組みは大切だと思っています。
基幹システムの改善などで対策ができるものもありますが、ヒューマンエラーによるミスの防止はなかなか難しいものです。ただ単純に、今後気を付けるとか、ダブルチェック、トリプルチェックとチェックの回数を増やす、別の人がチェックする、新たにチェックの関所を設けるなどすぐ出る案はありますが、あまり過剰になると時間もコストもかかってしまい良い対策とは言えません。ではどうするかですが、作業自体だけでなくその時の状況も考えてみると改善の発見があったりします。
例えば変更のときに同じミスが続いたとしたら、次回変更の作業をするときに「あ、この仕事は自分が間違いやすいから気を付けよう」と未然に失敗を防ぐ意識を持つことが大事です。「今回のミスは夕方にやった作業で、疲れて油断していたのかもしれない。これから仕事の後半戦は気を引き締めよう」など作業だけでなく状況、背景も考慮して対策を練ると、より効果のある案が出てくると思います。
これからどんどんAIの時代になっていくと人がやっている仕事の大半が奪われていくそうですが、AIに奪われない仕事もあるそうです。それは、0を1にする仕事「何かを生み出す仕事」か、9を10にする仕事「最後の仕上げ」、この2つはAIに代替されないそうです。ですので、これからのAIの時代でも、生き残っていけるミスのないしっかりした仕上げのできる人になっていきましょう。
茨城工場
工務部長
吉田智光