THOUGHTS

“日新”月歩~シャーリング屋の熱い思い~

2022年6月25日

以下の記述は「子育て」について書かれた記事の抜粋です。

社会が大きな転換期を迎えつつある今、「子育て」をしている親にも未来を見据える力が求められるようになりました。親が古い価値観を引きずったまま「子育て」をしていると、20年後の社会では全く通用しない大人を育てることになりかねません。

人から言われなくても自分で考え、決断し、行動する。そんな大人に育てるための「子育て」は、子供のころから、「なぜだろう? どうしてだろう? 本当か?(クリティカルシンキング)」と身の回りの事象に疑問をもつ習慣を育てておくことが必要です。

日本の「子育て」の中に、言うことを聞く子、素直な子はいい子、という価値観がありますが、物事を無批判に受け入れることは、意地悪く言えば、思考を停止させて、他者の決断にのっかることでもあります。「自分で考えようとしない指示待ち人間」を育てないためにも、人の話を素直に聞く事と、クリティカルに考えることは明確に区別すべきです。

「子育て」の中でクリティカルな思考を育てる最初のステップは、子供への問いを増やすことです。会話の中で「なぜそう思うの? 本当なのかな? どうしてそう思うの?」という問いを増やすと、子供はごく自然に思考の根拠について考える習慣が身に付きます。

「なぜ? どうして?」という言葉は、一歩間違えると相手を問い詰める詰問になりかねません。大人同士でも「なぜできないの?」と問われたときに、できない理由を知りたいだけでなく、このくらいできて欲しかったのに、というニュアンスを感じて問い詰められたと思ってしまうケースもあるでしょう。この現象は「子育て」の現場も同じです。

社員と接していると、その人の発言や振る舞いが、私の子供6歳時と良く似ているなと思うことが時々あります。「子育て」と「社員教育」のやるべき事は共通点が多いと感じています。上記は「子育て」について書かれた記事でしたが、「子育て」部分を「社員教育」と置き換えて読んでみてください。きっと参考になると思います。

茨城工場

取締役工場長