2022年11月28日
役職とその仕事について
今回は、会社で役職者の仕事について自分の考えを書いていきたいと思います。長く勤めることで係長、課長代理、課長と昇進していくチャンスが出てくると思いますが、これは、今までがんばってきたので楽をするため、ということではないと思っています。今までとは役割が変わっていくということです。
特に課長クラスになってきましたら日常のルーティンだけでなく、すぐ必要ではないがあったら良いもの、こういう部分に目を向けてほしいと思います。7つの習慣でいうところの「第2領域-緊急ではないが重要なこと」にあたる部分です。
具体的に言うと、課員の定期的な教育や作業マニュアルの作成、事故防止措置などでしょうか。いずれも今なくてもなんとかなっているものですが、あるとより効率が上がる、仕事がやりやすくなる、社員ごとの能力のバラツキがなくなるなど目に見えにくいですが将来的には大きい効果があります。それは個人ではなく全体で会社を見るという、実は非常に大事な仕事であります。
日常の業務で、日々忙しく、それをこなすだけで精一杯、今日もやり切った、という日も多いと思いますが、今言ったような部分を少しずつでも取り入れてほしいと思います。また、役職が上がるにつれて、この業務の比率を上げていってほしいです。それは大事になる前に手を打つ、予防のような仕事です。
話は戻りますが、役職が上がって部下が増えて楽をしていると、周りから「あいつ暇そうだな」「人数そんなにいらないのでは?」「じゃあ、あそこは人を減らそう」となり、今は楽でも最終的に楽ではなくなります。それは当然のことと思いますが、それだけ周りから見られる存在であるという自覚は大事です。
これから新しい役割を得る機会がありましたら、上述したような大変な面もありますが、自分の裁量が大きくなることと会社から期待されているという部分を感じながらがんばっていってほしいと思います。
茨城工場
工務部長
吉田智光