2025年3月12日
品質を向上させるために
みなさん、先日の研修で「品質」について学んだことを共有したいと思います。
「品質が良い」と聞くと、精度の高い、きれいな製品を作ることを思い浮かべるかもしれません。でも、それだけではないんです。研修で特に印象に残ったのは 「後工程はお客様」 という考え方でした。
普段、私たちは「お客様」と聞くと、製品を購入するユーザーを思い浮かべますよね。でも、実は社内の後工程の人たちも、私たちにとってのお客様なんです。自分が作ったものや仕事の成果が、次の工程の人にとって役立つものでなければ、本当に「良い品質」とは言えません。
もし、後工程の人が受け取ったものが不十分だったらどうなるでしょう?手直しが増えたり、ミスが発生したりして、最終的にはお客様の満足度が下がってしまいます。逆に、次の工程を意識して仕事をすれば、社内全体の流れがスムーズになり、結果として品質が向上し、お客様の満足にもつながります。
私たちが高い品質を維持し、お客様から継続的に注文をいただくことができなければ、会社の未来は厳しくなります。注文が減れば、仕事が減り、最悪の場合、会社が存続できなくなるかもしれません。でも、私たち一人ひとりが「後工程=お客様」という意識を持って取り組めば、確実に良い方向へ進んでいけるはずです。
品質向上は、特別なことをする必要はありません。「次の人が気持ちよく受け取れる仕事をする」 これを意識するだけで、大きく変わります。今日から、みんなで一緒に意識して取り組んでいきましょう!
茨城工場
工務部長
吉田 智光