THOUGHTS

“日新”月歩~シャーリング屋の熱い思い~

2024年7月2日

今のご時世、ハラスメントになってしまうものはセクハラ、パワハラ、モラハラなどいくつもありますが、フキハラという言葉はご存知でしょうか。あまり馴染みがないかと思いますが、フキハラとは、不機嫌ハラスメントと言われるもので昨今話題になっているようです。

どういうことかと言いますと、特定の人への不機嫌な態度、無意識下の不機嫌な態度を指すようです。例えば、不機嫌になった上司が舌打ちやため息をしたり、物にあたったりするなどです。意外とやっている人、皆さん思い浮かびませんか?本人から周囲へ直接何かを伝えるわけでもないため、周りの人も困惑し嫌な気持ちになります。上司と部下のコミュニケーションがうまくできず、業務の遂行に支障が出る可能性も高いです。

このようなことをする人の心理状態は下記のようなものが挙げられるそうです。

 

自身の不機嫌アピール(かまってちょうだい?)

自分を中心に物事を考え、相手が自分に気を使うのが当たり前と考えている人に見られる

自身の評価への不満

相手の評価を下げさせることで自分の評価を上げようとする行為

相手への支配欲

相手の行動をコントロールしたいため、不機嫌な言動をとる。上司が不機嫌をあらわにして部下に威圧感を与え、相手が気を使って自分の指示に従うように仕向ける。

 

などが挙げられるようです。

特に自分は仕事ができると思っている人が、それに反して周りの評価が低いと感じ、このような行動をやりがちのようです。そういう人は、上司だけに限りません。部下であっても指示に対してあからさまに嫌な態度を見せたり、ふてくされたりというのも同じフキハラに該当するそうです。

会社側もこのような状態を放置すると悪影響が出てきます。

 

悪影響の事例

・周りもやって良いと思ってしまう周囲への伝染

・嫌な気分で仕事が捗らず生産性の低下

・問題のある社員を放置している会社側への不信感、外部からの企業イメージ悪化

・職場の雰囲気が悪く嫌になり離職率の増加

 

当事者と面談や配置転換などの対策が必要かと思います。

こういった事は、昔からあったのでしょう。そんなのいっぱいいたよ、なんてベテランが言いそうですが、時代が変わってきています。人口も減ってきて、一人ひとりの人材の価値が貴重になってきています。毎日顔を合わせる職場でそういう人が周りにいたらつらいですよね。快適な職場を目指し、まずはセルフチェックをしてみて、自分はそうじゃないと思い込まず客観的に自分を見ていきましょう。

茨城工場

工務部長